ミナトホテルの裏庭には 寺地はるな

祖父から大正末期に建てられた宿泊施設「ミナトホテル」の裏庭の鍵探しを頼まれた芯輔。金一封のお礼につられて赴いた先は、「わけあり」のお客だけを泊める、いっぷう変わったところだった。さらには失踪した猫も捜す羽目になり・・・。

私はホテルが好きです。自分の家にはないワクワクする異空間。知らない土地があっとゆう間に自分の住処になる。たま〜に家にいたくない時は職場の近くの機能性重視のビジネスホテルを利用するのですが一泊するだけですごく気分転換になります。なぜかホテルで食べるコンビニ飯って美味しく感じるのは私だけでしょうか?

ミナトホテルには訳ありで辛い悩みを持った人たちが泊まりにきます。人によって「辛い」の度合いは違います。自分がすごく辛いことでも相手には大したことない。みたいなことってあるとも思うんです。人の辛さを決めつけて何かアドバイスして相手の気持ちに寄り添った気になっている自己満足な人はたくさんいると思います。この話を読んでいて私も気をつけなくてはと思いました。100%相手の気持ちを理解することなど不可能なのだから下手に深入りはしない。とゆうのは得策だなと思いました。

あと誰かのために本気で怒れるって素敵なことだなと思いました。