金の角持つ子供たち 藤岡洋子

「サッカーをやめて、塾に通いたい」小6になる俊介は、突然、両親に打ち明ける。日本最難関と言われる中学校を受験したいのだ、と。難聴の妹・美音の小学校入学を控え、家計も厳しい中、息子の夢を応援することを両親は決意。俊介の塾通いが始まる。だが、彼には誰にも言えない”秘密”があって・・・。

読んでいてずっと俊介のことを応援していたのと同時に自分の学歴コンプレックスが少しばかりあるな〜と実感されられました。学生の時は勉強が苦手で目を背けるばかりで今になって後悔しています。学校の勉強が社会で役に立たないなんて大嘘です。内容自体は使わないかもしれないけど、勉強で問題を理解することや記憶することは社会に出て大いに役に立つしそれを学生時代にサボっていた私は社会に出た時に少しスタートが遅れているように思ったことがありました。

「勉強=武器」この武器は大人になってずっと自分の味方になってくれるもの。最近になってやっと勉強をすることへの大切さを知ったのでこの本に出会えたタイミングが良かったなと思いました。多分20代の頃の私は遊ぶことが一番になっていた時なのでこれを読んでもあまり響かなかったと思います。

これから自分の子供がどんな未来を生きてほしいか。を真剣に考えている親御さんや学生の時に勉強しなかったことを今後悔している方はぜひ読んでいただきたい。ものすごく力をくれるお話です。