その日のまえに 重松清

僕たちは「その日」に向かって生きてきたー。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか・・・。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。

これは電車では読めません・・。何度涙を我慢したことか。

大切なひとが余命宣告されるとゆうことはどんな気持ちなのだろう。残される家族は確実に死へ向かっていく毎日をどう生きていけばいいのだろう。どうやって向き合っていけばいいのだろう。ずっと泣いている訳にはいかない、とゆうのは分かる。だけど会うたびにその人との日々を思い出して泣いてしまいそうだな・・・(今これを書いてるだけで泣きそうになった)

残される自分は大切な人のために一体何ができるのだろうか。どんな言葉をかければいいのかわからないな。残りの時間はどんなふうに過ごしたいのだろう。

例えば自分が余命半年と言われたらどうだろう。残りの半年はどう過ごしたいかな。とりあえず残される家族には一切迷惑をかけなようにしたい。あと疎遠になってしまった友達に会いたいけど死に際に会いに来られても困るよね笑。あとは・・・意外とやりたいことってないかもしれないな。(大体半年ではできないことはやり残している。あと大金がないとできない)

今元気にご飯を美味しく食べれてすやすやお布団で寝れてお風呂に入れること。これらが当たり前にできている毎日はとても幸せで尊いことなんだと思います。これ以上の幸せってないよな。