隣人の愛を知れ 尾形真里子

不倫と仕事に一生懸命なパラリーガル、初恋の相手と同棲を続けるスタイリスト、夫の朝帰りに悩む結婚三年目の妻・・・。誰かを大切に想うほど淋しさが募る彼女たちの日常は、予想外の”事件”をきっかけに一変する。自分で選んだはずの関係に、どこで決着をつけるのか?

登場人物の関係図を作成してもう一度読もうと思います。取り敢えず世間の狭さに泥沼状態、マジでこんなこと起きるんか?!と思ってしまいました。読んでいるだけでどっと疲れてしまった。男女のいざこざが一番面倒臭いと思ってしまう私です。

”不倫”をテーマに家族のこと、子供のこと、男と女のこと、愛情について勉強になりました。相思相愛の時期はなんでこんなにも儚いんでしょうか、はたまた夫婦仲がすこぶるいいおしどり夫婦も存在するのだから、やはりその人人の人間性にあるんだろうなと思います。恋人から夫婦になり家族になる。どの変化の期間でも変わらずあなたを愛していると思ってくれてる人は一体どれほどいるのでしょうか。それは本人だけでなく相手も同じ気持ちで思っていてくれないと成立しないです。独りよがりが一番虚しい。。

私はやられたらやり返す派です。この物語を読んでいると圧倒的に男が悪いのですが女の人が傷つくばかりで苦しかったです。誰か不倫返しでもしてやれ!って心の中で思っていました。まぁそんなことしても自分が傷つくだけだし相手の人にも失礼なんですけどね。あはは・・しかし男女の縺れとは永遠のテーマですね。