月のぶどう 寺地はるな
出来の悪い方とずっと優秀な姉と比べられ続けた弟の歩。よくこうゆうお話ってありますよね。誰かと比べることはこの世で最もくだらないこと。と誰かが言ってたけどその通りだなと思います。だって比べて良いことなんて何もないし生まれない。
このお話に出てくる歩も比べるれて何にも出来ない自分に絶望し続けてるけど、ワイナリーで働くことでどんどん成長していき歩は全然出来の悪い子じゃないとゆうことが分かります。劣等感を感じているであろう姉を助けてやろうとする優しいめちゃくちゃ良い子なのです。よくひねくれずにこんなに良い子に育ったものだな。
作中の姉弟の関西弁でのテンポのいい会話も心地いいです。コテコテの関西弁ではなく、ちょうどいい関西弁。分かりますかね?
読んだ後とても温かな気持ちになります。