とんび 重松清

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまうー。アキラの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

なんでこんなにも不器用なんだってくらいのヤスさん。読んでいてこっちもイライラしてくるほど不器用で融通が利かない。それに引き換えアキラはとてつもなく良い子に育った。まさにとんびが鷹を産むとはこうゆうことかと思いました。

愛するがうえのいきすぎた心配は子供を苦しめることがある。大人になったときに何かしらの弊害が生まれるような気がします。親は子供を信じて、やりたいことを影から応援することができる人が立派な親だなと思います。自分は親の立場になったことがないから分からないけど子供だった経験はあるので、夢を持つことやそれに対するリスク、勉強をしておけば大人になった時必ず役に立つしいろんな選択肢の中から選べるようになることは教えて欲しかったなと思うので、もし子供を持つ親になって進路の相談をしてくれることがあれば教えてあげたいなぁと思いますね。皆さんも学生時代やらずに後悔したことは必ず一つはありますよね。こんな時友達に相談するのも良いけどやはり一番近くにいる大人、つまり親に相談したいはず。年頃だと気恥ずかしくて相談できないのかな?自分は全く相談しなかったな、、あはは

これから子供が学生になって色々悩みを持つかと思います。その時はぜひ的確なアドバイスができるように準備しておきたいですね、あと相談できる関係も築かないとですよね。